marico world order

極私的プロレス観戦論

タグチジャパンよ何処へ行く?

棚橋が去り、LIJと6人タッグの闘いが終わったらタグチジャパンの

存在感が急速に薄れてしまった。

いま、いったい誰がメンバーなのかと数えても誰も浮かばない。

タグチジャパンの呼称とジャパンらしきものを伝えるグッズしか残っていない。

もともと本隊のブラブラしていたレスラーを寄せ集めてひとくくりにしたユニットもどきだった。

次の鈴木軍とは全くスウィングせず。

というよりLIJがいたからこそのタグチジャパンだったことがLIJと離れて鮮明になった。

LIJの試合は誰とやっても見ていて抜群に面白い。 他と最大の違いは、緩急の付け方にある。攻めと受けがはっきりしている。さらにスピード感。LIJ以外は、単調でリズムがないからいつも同じパターンの試合運びで退屈だ。

地方となると他の試合は顔見せレベルになるから地方を大切にする内藤たちとの差は広がるばかりだ。

これならタイチとTAKAがからみたくなるわけだ。

まさに仕事ができるユニットがLIJだ。

そんな他力本願、便乗商法、他人の褌でプロレスをしてきたタグチジャパンのバッタもんスタイルが行き詰まるのは必然だ。

LIJあってのタグチジャパンだったのだから。

LIJはタグチジャパンのお笑いを否定しながら肯定もしていた。

鈴木軍にはそれがなかった。

すっかり良さを消されてしまった

タグチジャパンはたぶん自然消滅へと向かうのであろう。

LIJとの一連の抗争はとても楽しかった。

これをきっかけに棚橋が復活しジュースが上昇した。

ぜひともその手腕で

後藤とヨシハシの2人を

CHAOSからレンタルして

引き上げてほしいのだが、

その前に、タグチジャパンと後藤たちのどちらもファンからは忘れられてしまうのだろう。

まあもともと無いに等しいタグチジャパンだったから無くなってもみんな悲しむこともないだろう。

田口本人も含めて。