marico world order

極私的プロレス観戦論

開幕三連勝 後藤戦

危なげなく後藤に勝利。

そして三連勝。

試合は、メインだから内容を問われる。

しかし後藤は負傷してる。

どこか内藤が合わせてあげてる印象を

持った。

内藤が引き出し組み立てて

わざととは言わないが20分ごえの

激闘を描いてみせたような。

橋本小川戦以来のドーム観戦で後藤に負けた内藤。

パレハとかなんとか言って棚橋、後藤

壁本間組に連敗して結果を残せない内藤は、小原後藤のB級ヒールユニット止まりかなと。

観客の興味はその後の中邑スタイルズ棚橋オカダにすぐに移った。

何もインパクトを残せない内藤にガッカリしたものだ。

しかし春の決勝で白い後藤を破りオカダからベルトを奪いそのままトップへ登りつめたのは周知の通り。

あの日内藤後藤ではなく後藤内藤だった。決勝までは番付は後藤が上だった。

昨日の後楽園。

誰も後藤に期待はしなくなった。

後楽園も熱狂とはならなかった。

内藤も後藤の勝利は勝ち点以上でも以下でもなくなった。

後藤は、真壁が座っていた椅子に座ってしまったようだ。

 

EVILが矢野に負けた。

このままでは、夏の打ち上げ花火になってしまいそうだ。

矢野を前にして正義が揺らぐ。

正義を貫いているのは、矢野であり

真のヒールレスラーの矜恃を持っていたのも矢野だった。

予想外の矢野三連勝。

タイトルを持った矢野は、負けないレスリングをすることにしたようだ。

オカダからフォールを奪った重さは

矢野を変えた。

 

オカダくん、ごめんね。

 

矢野もあの日勝つつもりはなかったのだろう。いつものように振る舞いカレーの福神漬けの役割を果たして提唱者のオカダが勝てばいいと。

まさか自分が勝ってしまうなんて。

 

KOPWを持つ矢野は、負けなくてよくなった。

あの金的攻撃で勝っていいとお墨付きを

もらったのだ。

立場は人を変える。

 

内藤は、ザックがヤマと言っていたが

このリーグ戦、最大の難敵は矢野になりそうだ。

内藤対矢野。

2人がそこまで全勝なら今まで見たことがないシリアスな展開になるはず。

矢野のスタイルはシリアスではないが

矢野はシリアスに勝利を狙うだろう。

EVILとは、まさにレェーーベルが違う手段を選ばない戦術を使って。

 

毎試合がタイトル戦。

全勝。

内藤と矢野。

向こうではやはりタイトルホルダーの

タイチが全勝。

 

決勝が

矢野対タイチ。試合時間が10分以内。

そんな夢のカードが実現するだろうか?

もちろん内藤優勝を願うが

そのカードなら許せる。