marico world order

極私的プロレス観戦論

長髪対決

2月5日にジェイ・ホワイトとフィンレーのシングルが組まれている。

少し前なら第1試合。

ジェイが大出世したので注目カードへ格上げ。

どうしてもこの2人で気になるのは、髪の長さ。

 

フィンレーは髪以外に似合わないヒゲとブローディみたいなシューズと

そのブヨブヨした体つきも一考してもらいたい。

彼はトレーニングしているのだろうか?

練習が嫌いなんだろう。

それなら

その体を隠すためにお父さんと同じコスチュームにしたらいいのでは。

 

ちなみにお父さんは90年代にクリスベノワやエディゲレロらと

新日ジュニアを支えたレスラー。新日ワールドでライガーとのシングルが見られる。

いろいろなところでフィンレーパパの凄さが語られている。

金沢氏のブログでも絶賛。

派手さはないけどヨーロッパ独特の暗さをまとっていてジュニアのボックみたいな

印象。

 

フィンレーを見ているとレスラーの自己プロデユース力って大事なんだなと

つくづく思う。素材がいいだけにもったいない。親の七光りで新日マットに

あげてもらっているのだろうか。

 

話を戻すと

両者ともに髪が長い。不必要なぐらい長い。

試合中に頭をふって手を使わず髪をはねのける動作が同じ。

髪をかきあげる動作が普通に日常の延長になってることが問題。

プロフェッショナルじゃないんだよなあ。

 

レスラーは全方向からその一挙手一投足見られている。

猪木は指先まで神経を尖らせて試合をしていたと言っていた。

そのぐらい見られてなんぼの商売だ。

その所作にはもっと気を使ってほしい。

 

2人とも目の前のレスラーより長すぎる前髪が気になって仕方ない。

見ているこちらもいちいちかきあげる仕草が気になる。

相手よりも観客よりも気になってしまう長髪。

試しにケニーとジェイの試合でどのくらい髪をかきあげる動作をしたのか

数えてみた。その数、40回以上。

頭をふる。手で後ろへあげる。

さすがに終盤の攻防では気にする余裕はなくなったが攻めている時は視界を邪魔して

しょうがないようで何度もかきあげる。

この動作に色気がない。美しくない。かっこよくない。

やるならもっと計算して艶めかしくやってほしい。

見ている方がゾクゾクするような動作で。

ジェイなら絵になると思うんだが。

 

今までにここまで髪を気にしながら試合をする2人のレスラーの対戦はあったろうか。

当日はお互いその邪魔な長い髪との戦いだ。

他山の石として2人とも気づいてほしい。

それがこのマッチメークの真の狙いなのでは?

 

フィンレーの勝機はひとつ。

ジェイよりも髪を気にせず相手に集中。

ジェイが髪を気にする隙をついて勝つしかない。

でも

同じくらい気にするから8分ぐらいで勝負がつくんだろうけど。