marico world order

極私的プロレス観戦論

内藤ケニー まで3時間前

今、両国へ行く電車のなかで書いてる。


いく前に去年の2人の試合を見た。


内藤の膝攻め中心の試合展開。

ケニーの必死さが伝わってくる試合。あの日どうしても勝ちたかったのはケニーだった。

 

あれから1年。今日勝ちたいのは内藤。ケニーは、今回は出たくないと戦前コメント。ケニーのモチベーションは飯伏を決勝で待つこと。オカダに勝つこと。1つは実現せず、もう1つは昨夜達成。普通に考えれば

今日のケニーは脱け殻だろう。

オカダに勝ったEVILの例がある。

2連覇は後づけであろう。

バックステージでも疲れたとコメント。

かたや内藤は、ただの一勝。決勝で勝たなければ意味がないと言い切る。棚橋に勝った?それがどうした?13日を見据えてやってきたんだ。ケニーだからとか関係ない。これはまるでペナントを戦うプロ野球の監督のような言い回しだ。相手によって一喜一憂しない。波を作らない。相手に対して派手な煽りも挑発もしなかった今年の内藤。


肉体的にはどうか?中1日の内藤とあの超人オカダとの試合翌日のケニー。思っている以上にオカダ戦はダメージが大きいはず。柴田をみればわかる。今のオカダと真っ向勝負するのは相手にとっては選手生命をかけるぐらいのしんどさだ。


心技体のうち心体は内藤有利。


警戒すべきは技。昨年もケニーの予想できないトリッキーな技と内藤にはないVトリガーでひっくり返されていた。打撃系は、脳にくるから、特にテンプルに膝が入れば昨年と同じ展開で負ける。

そこがエルガンとの違いだ。受け身のとれないVトリガーは厄介だ。

勝負の分岐点は、ここだ。


あと重要なことは時間無制限であること。内藤は40分以上の時間をかけるだろう。ゆっくりと自分のペースでケニーの首を攻めるはず。


もしかしたら60分オーバーもあるかもしれない。

長丁場になれば内藤沼の本領発揮だ。


内藤には確実に風が吹いている。

 

さあ両国に着いた。


勝つのは内藤かケニーか?