marico world order

極私的プロレス観戦論

内藤粉砕さる

モクスリーが我々が思っている以上に強いのか。

それとも内藤の悪ふざけが過ぎたのか。

どちらにせよこれで内藤のブロック突破は限りなくゼロになった。

我々内藤ファンは昨夜の敗戦に落胆し悔しくて考えうるありとあらゆる答えの出ない敗戦の原因を探し寝苦しい夜の不快指数が上がり睡眠不足に陥ったはずだ。

他のスポーツなら一言、内藤は弱いで済む。

しかしプロレスだけはその一言で済まされないから厄介なジャンルだ。

SNSでは内藤敗戦の論がヒマワリ畑の如く百花繚乱咲き乱れているのだろう。

 

優勝の目がなくなり後半戦の楽しみがなくなったがそう落胆することばかりではない。と内藤ファンは今頃気持ちを奮い立たせているだろう。

ベルトは違うがモクスリーとのダブルタイトル戦の可能性が浮上した。

モクスリーが優勝すれば秋の両国でベルトと権利証をかけてシングル戦が組まれるかもしれない。

リーグ戦でチャンピオンに勝てば次のチャレンジャーになるから石井とダブルタイトル戦をしていっそのこと三冠になってしまえばいい。

 

それにしても昨夜の内藤の試合運びはいつもの負け試合と同じで不可解だった。

一番の見せ場がコスチュームのベルトを外すシーン。

そして内藤史上最大量の唾。

まるで負けてあげるけど自分の好き勝手に試合はさせてもらうよと言わんばかり。

内藤の負け試合はいつも疑問符がつく。

粘りもないし切り返しもないしグロリアもバレンティアもネックブリーカーも出さない。

そんな時は簡単に本当に簡単にコロッと負ける。

だから内藤ファンは諦めがつかずに

眠れない夜を過ごす。

今までのプロレステクストに照らし合わせれば内藤のポジションなら

モクスリーには負けるはずが無い。

しかし負けた。

 

 

内藤はかくもこのようにプロレスファンの想像力をかきたたせてくれるのだが、

負ける時はせめてもう少しせった試合をして負けてくれないものか。

寝不足になり翌日が辛い。

 

 

2勝3敗   勝ち点4のまま