marico world order

極私的プロレス観戦論

USベルトよ何処へいく?

明日に迫った大阪大会 オカダ ケニー。

オカダは休養たっぷり。

ケニーも万全。

確かに2人とも凄いでしょう。

しかし、ケニーより強いのはジェイホワイトです。

2月にジェイはピンフォール取った。ベルトを取った。

あれは何だったのだろう。

バレットクラブと抗争するわけでもないし。

ケニーが借りを返すぞというわけでもない。

ケニーに勝って外国人エースの座に上り詰めるのかと思ったら

その後のタイトル戦がフィンレーと後楽園で逆に下がっている。

USなのに後楽園。うーーん。

IWGP KH(KORAKUEN HALL)ベルトに名称変更した方が身の丈に合っていると

思いますが。どうでしょう?

今では誰もこのベルトに言及しない。

誰もジェイと絡まない。海賊王も知らんぷり。

USはお宝には入らない???

制御不能も今では興味なし。あれだけいらないって言ってたのに。

みんなすっかり忘れている。

そんなジェイは大阪ではジュースとフィンレーとヨシハシと仲良し第2試合。

凱旋して棚橋、ケニーときて今は遠征前のポジションに逆戻り。

もったいないよなあ。

 

アメリカの興行ありきで無理矢理トーナメント開催の理由づけのためだけに作ったが

トーナメントが終わればお役御免とばかりにケニーから捨てられた不遇のベルト。

このベルトでアメリカ進出の主役はおまえだとばかりにジェイに渡されたがそれっきり。

 

なので 大阪メインは オカダ 対 ジェイに負けた外国人ナンバー2のケニーの

タイトル戦だ。

 

もちろん外国人ナンバーワンはジェイホワイトです。

 

新日も最強とか最高とかうたうならこのあたりの勝敗の整合性をきちんとしないと

いけないと思う。

とりあえずケニーはジェイに勝ってからオカダ戦でしょう。

ジェイもあそこで割り込んでケニーより強いって言ってくれないといけない。

ザックに勝った石井だって現時点では日本人最強でしょう。

 

スポーツ、競技のロジックを都合のいいときに使う。

勝負論 強弱論。

でも本質はエンタメだからあちこちに矛盾が生じる。

最強最高を掲げるIWGPになるとその看板ゆえにすごく嘘っぽくなります。

 

その嘘っぽさがファンに伝わらないように会社は努力しないといけないと思う。

流血事件もそう。

DLでミッキーがベンチで休憩してぬいぐるみの中の人間がコーラ飲んでるところを

カメラで撮られたのと同じです。

 

プロレスがファンタジーなら徹頭徹尾にフェイクを貫かないといけない。

プロレスをスポーツというなら勝ち負けの結果に責任を持たなくてはいけない。

いまの新日はどちらも中途半端で都合が悪くなるとどちらかに逃げ込む。

こういうシステムならゴールデン進出は無理です。

世の中の八百長論に勝てない。

 

ジュニアのほうがきちんとしている。

ジュニアはスポーツの論理でみても破綻していない。

 

プロレスを世間にもう一度届けることができるのはヒロムたちかもしれない。

いまのジュニアの作りならゴールデンも夢じゃない。