ケニーと同時代を生きる幸福
あと何十年後、
日本マットで活躍した外国人レスラーを5人あげろといわれたら、
タイガー ジェット シン
スタン ハンセン
ブルーザー ブローディ (このローと伸ばす表記は週刊ファイト表記に基づく)
ダイナマイト キッド
そして5人目にケニー オメガを入れることになるだろう。
神戸のメインをみてそう思えた。
日本をホームにした外国人レスラーでメインイベンター。
カリスマ、チャーム、キャラクター
すべて兼ね備えていた4人。
ここ何十年、出てこなかった。
なんせ日本人対決と総合ばやりで外国人レスラーは定着しなかったから。
この空白期間、孤軍奮闘していたのがベイダー。いかんせんライバルに恵まれずプロレス自体が沈んでいたから世間という視点から見るとプロレス村の住人の枠内にとどまる。ベイダー単独での集客は弱かった。
そう!ケニーは30年ぶりに出てきた外国人メインイベンターなのだ!
ケニーが、プロレス史に残るレスラーになっていく過程をリアルタイムで追いかけることができる。プロレスファンとしてこんな贅沢な時間はないだろう。
そんな希有な存在と新日は理解しているのか?
今後ハンセンたちと肩を並べる可能性があるレスラーと認識しているのか?
ジュースやヨシハシを当ててる場合じゃ無い。
いい加減な扱いをしているとDDTに
戻っちゃうかもしれないよ。
新日幹部のみなさん。
棚橋も評価しないなんて意地はってる場合じゃないよ。
ケニーのマイクアピールやコメントのとき、字幕スーパーぐらい出して
同じ空気を体感させてよ。
DDTならそのぐらいのことやりそうだな。
これからもケニーの一挙手一投足から目を離してはいけない。
と痛感した神戸大会でした。