marico world order

極私的プロレス観戦論

カミソリファイター

ダイナマイト キッド

爆弾小僧

カミソリファイター

 

キッドがキッドだったのは

新日でタイガーと戦っていた頃の短い時間に限られる。

キッドが放った

ツームストンでタイガーの首が負傷した。このシーンがキッドの危険な

雰囲気を決定づけた。

貴公子からカミソリファイターになった。

キッドがキッドたるゆえんは、あの動きのキレだ。

そして少し前かがみの姿勢。それが常に崩れない。

そして無表情。

タイガーが新日マットを去ったあとのキッドはその輝きを徐々に無くす。そのあとの変貌ぶりは周知の通りだ。

自分の中のキッド はタイガーと戦っていたキッドだ。

おそらく大半のファンもそうだろう。

好きなレスラーを一人あげろと言われたらキッドはトップスリーに入る大好きなレスラーだ。


まわりが、本人が、キッドがジュニアの枠で戦い続けることを許さなかった。

ブレッドハート、キッド、スミス、

ベノア、デビッド。

そしてオスプレイ

歴史は繰り返す。