明日は大阪大会
ジュニアの決勝がスリーウェイになり勝敗よりタッグの名のとおり鬼ごっこレベルにトーンダウン。試合順も下降。
タッグに冷たい新日本の伝統がここにも出た。
金丸デスペとBUSHI鷹木の芸術的な攻防が見たかった。ここでスリーウェイならはじめから全チームでエイトウェイをやった方が見る方も遊びとして割り切れる。
スリーウェイ決定後のデスペラードのマイクは上手だった。
その後のBUSHIのマイクが薄かったこと。
ロッキーの場違いなこと。
デスペラードをたじろがせることができるのはヒロムの狂気しかないと再認識。
今ジュニアはデスペラードの独走状態だ。
メインははじめからジェリコの勝ちが決まっている。
どう考えてもセミリタイアのレスラーが現役バリバリのレスラーに勝てるとは思えない。格とストーリー重視の勝敗とはかけ離れていくいまの新日マットの象徴的カードだろう。
EVIL的にはいい仕事しまっせというところか。
みのる石井は意味不明なカード。少し前ならインディーのメイン並の地味な顔合わせ。これが成り立つから新日マットのブランドに感心する。このカードも勝ち負けよりも他とは異質なゴツゴツした試合を提供するのが目的。一品ぐらい噛み応えのある料理がないと。それにしても柴田欠場で恩恵をうけたのはみのると石井。柴田がこういうスタイル担当だったのだがいなくなりすでに
旬を過ぎた2人の中年レスラーに柴田の代役を任せることに。
最近は無理してる感じで心から凄いと見れなくなった。みのるは50代。石井は40代半ば。いくら超人だからって言っても
無理がある。野球で言えば山本昌と上原の投げ合いか。
老いた闘犬を無理矢理たきつけているような会社の残酷さ。
上記2カード同様ファンタジーでありあちらの世界といえる。
ではこちらの世界として見るならタイチ後藤戦。
タイチオスプレイという極上のカードが飛んだ後に後藤。
誰も望まない挑戦者。
後藤はなぜいつも地味な役回りなんだろう。
ヒール顔なのにいい人だから?
荒武者というキャラが時代遅れ?
柴田がいての後藤で柴田がいないリングでは後藤の居場所は
ないんだろう。
しかしそうは言っても
タイチが勝ってオスプレイ戦へつないでほしい。
後藤がベルトをとってもへんな外国人とのテストマッチしか組まれないからここはどんな手を使ってもタイチには勝ってほしい。
すべての状況が後藤に逆風。初めて大阪ではタイチコールが圧倒するか。
そして結果的に勝ち負けに重さがでたのは内藤ザック。
EVIL戦を回避してのザック。
内藤2連敗。EVIL二度フォール負け。
これでEVILがザックに勝っていたら内藤ザックが飛んでいた。
ザックに傷がつかない中での内藤戦。ジェリコ乱入ノーコンテスト、ザックアッサリ退場は4人の格を落とさない常套手段。ファンもなめられたものだ。こういう小手先のドラマ回帰はどうだろう?平成も終わるというのに昭和プロレスのリメイクとは。
勝てば2月札幌でタイトル戦がかかる。
負けて困るのは内藤だろう。ドームのカードが組めなくなる。
内藤勝利からジェリコとのリマッチか。
明日いちばんの注目カードだ。
マット上以外ではケイオスのスパイは誰か。
インパクトがあるのはヨシハシだろう。
もうひとつは飯伏がなにかことを起こすのか。
この2点。ブラフかそれとも。