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極私的プロレス観戦論

ベストバウトマシーンはどっちだ?

内藤  ケニー。

早くも今年のベストバウト候補に上がる。

ならば残り8試合。どっちが素晴らしい試合を作ることができる?

面白い、凄い。感動を与える試合はどっちが多いのだろう。

試合の余韻でしばらく席から立てない試合。

この開幕戦を上回る試合は出るのか。

同リーグで同じ対戦相手で比較されるのは初めてだ。

ケニーは飯伏  ザック  SANADA  

内藤もSANADA   が新鮮さではファンの期待値が高い。

そして

第3のベストバウトマシーン石井。

後楽園で内藤対石井。セミだ。メインを食うほどの熱戦になるはず。

ケニーは後藤戦で上回ることができるか。

お互い相当意識して試合を組み立てるはず。

ケニーが最もこだわるのがベストバウト。

自らをベストバウトマシーンと呼ぶくらいだ。

 

今年のイッテンヨン。ケニーは自分の試合がベストバウトだと自負した。

確かにメインよりもよかった。

しかし

ケニー ジェリコ  内藤 ジェリコでは記憶に残ったのは内藤ジェリコだった。

そしてジェリコの狂気を引き出したのは内藤だった。

一昨年、

ドームでのケニーオカダよりも内藤棚橋を推す声も多かった。

エルガン戦は内藤の名作のひとつ。ケニーとのラダーマッチは記憶の片隅へ。

過去二試合の内藤戦がケニーのベストバウトだと推す声多数。

オカダとフルタイム以上戦ったのに内藤戦がちらつく。

 

だから英語では内藤を称えたのだろう。

もう1人のベストバウトマシーンとして。

しかし

内藤は世界最高のベストバウトマシーンである自分の領域を犯す唯一のレスラーでもある。

武藤は自分の試合を作品と呼んだ。

武藤を仰ぐ内藤もそのあたりはじゅうぶん意識しているだろう。

このリーグ戦を過去最高にする。すなわち自分の試合がすべてベストバウトにしてみせるということではないか。

ケニーも全て防衛戦のつもりでいくという。

2人の天才映画監督が同じ題材で作品を撮る。

ケニーは飯伏相手にどんな絵をマットに描くのか。

内藤はSANADAをどうキャスティングして30分の作品に仕上げるのか。

 

ケニーは相手が受けてくれないと試合が成り立たない。今回はチャンピオンとしての

強さを見せないといけないから凡戦もあり得るかもしれない。

内藤は受けの凄みで試合をする。誰とでも名勝負になる可能性が高い。

ハラハラさせて手に汗握らせてくれるのは内藤だ。

 

まずは、

第2戦目  縦軸として勝負だ。

 

ケニーと後藤  

一昨年の決勝カード。このカードならチケット買わなきゃ良かったの声を覆す勝負にはならず。リベンジなるか。ケニー。

セミの圧力が相当かかってのメインだ。

 

内藤と石井  

言わずと知れた平成の名勝負数え唄。ハズレなし。お互いリミッター外して安心して相手に命を預ける試合ができる。重低音ストンピング保証付き。

 

 

 

自分はこの天才2人の縦軸と横軸で比較してリーグ戦を追いかけてみたい。