marico world order

極私的プロレス観戦論

キラリと光るライガーの解説

大阪の内藤、ヨシハシ戦で

ヨシハシがバタフライロック。

アナウンサーと解説陣(山崎 柴田)は

ギブアップ、レフェリーストップもあると絶叫。

主観と想像で試合をデコレーションするのは遠慮してほしい。

試合内容を粗悪に加工するだけだ。

 

山崎はUWF出身だからプロレス解説は無理があるようだ。

彼の解説からは目からウロコ的なコメントは聞けない。

 

 

しかし

内藤がロープエスケープ後の

ライガーの解説が素晴らしかった。

 

内藤は体をずらしているからきまっていない。

ギブアップする気もない。

内藤に遊ばれている。

一歩どころではなく十歩も何歩も先に行ってる。

 

どこをどうずらした?見てて苦しそうだったぞ。

 

アナウンサーも意味不明なことを連呼しないでこういう発言をもっと引き出す勉強をしてほしい。

その前にもロックが浅いって言っていたし。

ライガー、マスクつけてもしっかり見てる。

技の奥深さが伝わる解説だった。

ライガーは、スゲースゲーだけではないのだ。

きっとライガーがスゲーと言っている時はレスラーから見てもスゲー時なんだろう。

 

西上馬之助のスリーパーホールド解説を思い出した。

小林まことのほうが何倍も勉強になる。

 

人間ドラマや精神論ばかり強調せずにレスラーにしかわからないことに

もっと時間をさいてほしい。

札幌でもみのるがリングに上がらない人間にはわからないって言っていた。

それをリン外のファンに伝えるのがメディアの役目のひとつだろう。

自分1人で酔って叫びまくる実況は本当に勘弁してもらいたい。

 

アキレス腱固めは1ミリずれると効かないとか。

あれは痛いとか効くとかつらいとか。

そういう話をもっと聞いてみたい。

技術的なことを解説していけばプロレスの凄さが伝わるはずだ。

週プロもGKもナンバーも心理分析ばかりだ。

 

棚橋も面白い解説をするのだが、アナウンサーがうるさくて

棚橋の解説が聞こえないことが多い。

あの古館だって小鉄にちゃんと質問していた。

歪んでしまったのは辻からだろう。

プロレス実況=アナウンサーのワンマン絶叫ショーにしたのは。

 

我々はアナウンサーの大声大会に毎月999円払っているわけではないのだ。

ワールド、ワールドと言っている木谷オーナー、

もっと視聴者を増やしたいなら

あなたの耳であなたの目で視聴者の立場になってよーーーく確認して下さい。

そして健全な実況と解説を消費者の前に提供してもらいたい。