marico world order

極私的プロレス観戦論

目標がタッグ屋って?

凱旋帰国した小松田中がタッグ屋を目指すという。

 

確かにアイドル風のコンビは新日プロにはいなかった。

 

というか根付かないというか。

 

 

J J JYACKS 飯塚と野上のコンビがかつてあったがファンの支持は得られず。

 

このチームも女性ファン向けのコンビだったわけだが当時の新日プロは

 

ストロングスタイルを標榜していたのでこんなチャラチャラしている奴ら

 

なんて認められるか。という雰囲気で尻すぼみ。

 

ちょっとイケメンだった飯塚はアイドル路線を中途半端にこなして

 

それがトラウマになったのか今では極悪坊主になっている。

 

 

 

小松田中もアイドル路線みたいだが年齢はアラサー。

 

遅かれ早かれ今のスタイルに限界が来るだろう。

 

それにしてもあのスタイルは誰の発案だろうか?

 

KーPOPの歌手のようでもあるし ブルゾンの後ろにいるwith Bのようにもみえる。

 

いっそのことロッキーじゃなくて女子レスラーを監督にしてプロレス版ブルゾンちえみでよかったのでは。

 

それにしても、もう少し違ったギミックはなかったのか。

 

木谷、菅林、棚橋、外道邪道ら中年以上のおじさん達が考えそうな安直なキャラ設定。

 

小松田中への期待が大きかった分、失望感も大きかった。

 

ヒロムのビジュアルとタイムボムという傑作と比べると見劣りする。

 

 

目標がタッグ屋というのもどうなんだろう?

 

夢がないというか。邪道外道は完全なタッグ屋だがそこを目指すのか。

 

CHAOSに入ったのもその薫陶を受けるためか。

 

どうしてもタッグってシングルではダメなレスラー2人が組むものに見える。

 

余り物どうしの寄せ集めみたいな。新日自体がタッグに冷たいし。

 

タッグ屋として成功したのはロードウオリアーズぐらいだろう

 

 

タッグタイトルの冷遇。

ヘビーなんかもう目も当てられない。

3チーム集まって鬼ごっこ(タッグ)して遊んでるようにしか見えない。

タッグ屋になってもたかがしれているというか。

 

アイドル路線を選択したレスラーの悲惨な末路。最近ではブレイク前の内藤。

 

さらに作られたベビーフェイスはファンの支持は得ることはできない。

スペースローンウルフ武藤の大失敗は良い例だ。

内藤はそれを真似してやっぱり失敗。

棚橋、フットールース(冬木川田)とか失敗例をあげれば枚挙に暇がない。

 

小松田中はいきなりこの3つの逆風に向かわなくてはいけなくなってしまった。

 

蝶野が黒のカリスマへ。

武藤がスキンヘッドへ。

内藤が制御不能に。

飯塚は狂乱ファイターへ。

 

みんなヒールになってブレイクしている。

小松田中もそう遠くない未来にヒールターンする運命か。

 

個人的意見としては2人の肉体美を見たら、全盛期のダイナマイトキッドを

ベースにしたキャラ設定がよかったと思う。

どこにも属さないコンビで帰国。

強さとスピード、パワー。妥協無きファイト。

ファンに媚びを売らないスタイル。

ジュニア版 キッド&ボック。

LIJのメキシコに対抗してヨーロッパレスラーの持つ独特な暗さを体現する。

どうせご褒美でベルトくれるなら圧倒的パワーで田口とリコシェを秒殺。

これならサードインパクト以上のものは残せたのではないかな。

(キッドとボックは大好きなのですいません)

 

 

ともあれ小松田中が3つのジンクスをどう破っていくのか。

それとも空中分解するのか。女性ファンがキャーキャー言うのか。

 

マッチメーカー(欠場して裏方に専念する邪道?)の腕の見せ所だ。